2010年07月27日(火) [長年日記]
ホスピス観望会
今日は年に何回かある、ホスピスでの観望会の日。早めに会社を出られたので、誰よりも早く病院に到着しました。
天気は、雲が多いけれども、あまり師匠はありませんでした。
参加された患者さんは3名、うち車椅子1名、ベッド2名。
私の望遠鏡では、金星、続いて土星を入れましたが、もともと観望会の場所は西の視界が悪く、ベランダの端まで望遠鏡を持っていてやっと見えました。さすがにこの位置までベッドで来てもらうわけには行きません。
それでも東の空からはやがて真っ赤な月が昇ってきます。より小型の望遠鏡や双眼鏡で見てもらいます。その上には夏の大三角。
気がつくと、3人の患者さん一人一人に、いつのまにか、ボランティアが一名づつついて、マンツーマンで星を見せる体制に自然となっていました。いい雰囲気だと思いました。一人ひとりに完全にあわせることができます。数百人をさばくような大きな観望会では望むべくもないけど、ここでならできます。
月に2回のナイトバーの日ということで、ビールも出ました。
2010年07月25日(日) [長年日記]
「南アフリカと天文学」(サイエンスカフェはりま)
久しぶりにサイエンスカフェに参加。
サイエンスカフェはりま。第8回は、姫路城の西にある町家カフェで開催されました。ゲストは神戸大学大学院の高橋隼(じゅん)さん。高橋さんは南アフリカに5ヶ月間滞在し、観測活動と同時に、同天文台の対社会活動に関わってこられました。今回のサイエンスカフェはその社会活動についてのお話を聞きながらということになります。
高橋さんは高校時代から障害者支援の市民団体に参加され、大学卒業後もその団体で働かれていました。そこで障害者支援に取り組むアーティスト達と知り合い、自分たちの好きな芸術を通して障害者に接する彼らの姿に共感します。アーティストにとっての芸術は自分にとっては天文学であると考えた高橋さんは大学院に進学、天文学の習得と研究をすすめながら、天文学を通しての社会への関わり方について考えられています。前回のホスピス病棟の観望会にも来られていました。
南アフリカ天文台(South African Astronomical Observatory; SAAO)は、本部をケープタウンに、主要な観測施設をサザーランドに置いています。サザーランドには口径11メートルの南アフリカ大型望遠鏡(SALT)の他13台の望遠鏡があります。それらには南アフリカだけでなく世界各国の観測施設も含まれます。名古屋大も望遠鏡を置いています。SALTもアメリカ、ドイツ、ポーランド、インド、イギリス、ニュージーランドの協力の元に運営されています。
南アフリカ天文台には対社会活動のための部門があり、ケープタウンとサザーランドを中心に、観望会や出前講義などを盛んに実施しています。10センチドブソニアンを担いで夜の山に登り、天頂で登山者に星を見せる「極限の天文学」なる活動もあります(望遠鏡を担いでの登山は他の登山者にも「クレイジーだ」と言われたとのこと)。かなり積極的に社会への働きかけを行っているようです。部門のリーダーが若いのに切れ者で、資金なども巧みにかき集めているようです。
高橋さんのレクチャーの最中に参加者からもいろいろ質問が飛び(2,3の決まった人に集中していたのが気になりましたが)、高橋さんの持ち時間だけでほとんど時間を一杯に使ってしまったようです。
参加者の議論は、最後にはアフリカの歴史や現状の問題の方へそれて、もとい、発展していきました。私としては、もう少し天文学と社会の関わりを自分たちの問題として踏み込んだ議論になるとよかったのですが、参加者のほとんどは別に観望会だの展示ボランティアだのをやったりしているわけではありません。懇親会までいればよかったかな。
2010年07月24日(土) [長年日記]
2010年07月17日(土) [長年日記]
16階観測室公開(明石市立天文科学館)
朝からとてもいい天気。透明度も抜群。そして暑い。11時に梅雨明けが発表されました。
今日の昼間は16階観測室公開の担当、夜は天体観望会の担当でした。
どちらも私はリニューアルオープン後の初担当です。
また、同館の天文ボランティア(天ボラ)制度が始まってからは、16階観測室公開と、天体観望会の日時計広場は、天ボラの天体観望会グループが担当するという体制になりました。そういう体制になってからでは初めて晴天に恵まれることになりました。
16階の担当者は3名。うち1名は実践研修中*1。
私は資料配布を受け持ち。
観望対象は昼間の星としては定番の金星半月よりやや膨らんだぐらいの見え方です。
登ってこられたお客さんは100名超でした。昼間に星が見えるとは思わなかった人も何人もおられました。
暑い日でしたが、適度に風があり、スリットから吹きこんできて、比較的しのぎやすい状態でした。
*1 天ボラは研修を受けることになっています。基礎研修と実践研修があり、天体観望会グループの場合、実践研修は実際に観望会に出て、実地に観望会の進め方を学ぶことになっています。ということで、今日の16階にも1名参加されました。
天体観望会(明石市立天文科学館)
16階の終了後、食事しようと館を出て明石駅前へ。暑いので人丸前から電車で移動。
再び戻ってきて最終投影を見て・・・・時間があるのでまた外に出ましたが、この暑い中、うろうろするのを断念して戻ってきて、玄関前のベンチで涼んでいました(ここはそれほど暑くない)。
#館内で待っていていいと言われてたのですが、そうした方がよかった。
観望会はすでに一杯で申込みは締め切り。ホームページにも「定員に達した」とアナウンスされたとのこと。館外には早くも受付待ちの人が数名・・・・
ボランティアも早くから数名・・・・参加者は180名、天ボラは14名(うちメイン担当3名*1、実践研修11名)。どちらも大人数です。
天体観望会のテーマは土星。日時計広場では3台の望遠鏡を出し、土星、金星、月を見せました。
途中、ISSも通過。低空なのでどうかと思いましたが、しっかりと見えました。
もっとも、アナウンスして一斉に見たわけでないので、周囲ではISSを見る人、望遠鏡を覗く人が混在、同時に両方の相手を余儀なくされました。望遠鏡でISSが見えていると勘違いする人とか、「ISSどれですか」と聞かれて教えているうちに望遠鏡から天体が視野の外に行ってしまうとか(いつものドブ担当だったので)。
その直後にも明るい人工天体が通過したようですが、私は見逃しました。
その他には混乱はありませんでしたが、大人数のこと。時間はかかりました。天ボラが解散したのは、いつもの終了時刻より1時間も遅い22時でした。
*1 メイン担当者は、以前から観望会の手伝いをしてきたメンバーで、特に同館40センチ望遠鏡の操作講習を受け、16階観測室公開も担当する7人が交代で担当しています。





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